リッチネイチャー

移ろい行く季節を愛でて、上質な時間に自然の贈り物


重厚な石組み、日に日にエイジングの美しさがます木質、そして本物だけをセレクトしたディテールの建築装飾が織りなすリッチモンドの建物に、季節の彩りを添えているのは丹精込めたガーデンです。
毎日手抜きせず、いつくしむ心で育て上げたお庭は、邸宅ウェディングの「おもてなしの心」をそっと支えるエッセンス。
普遍の確かさと、常に変化する柔軟性、自然に逆らわないリッチモンドのサスティナブルデザインスピリッツがここにも息づいています。

ガーデナーズコラム

Mayピオニーのこと2007/05/13

クリストファーガーデンに今年咲いたピオニーです。ピオニーとはシャクヤクの英名です。学名は「パエオニア」。ギリシャ神話において勇猛の神ヘラクレスの傷を治したという医療の神パエオンにちなんで名付けられたと云います。学名の由来のようにピオニーには薬効があり、奈良時代中国から日本に渡来した際も薬草としての扱いだったようです。またピオニーはかのナポレオンの皇后となったジョゼフィーヌがこよなく愛した花としても有名です。政治的目的からナポレオンは、結婚後まもなく別のオーストリア皇女を妻とし、ジョゼフイーヌと離縁。悲しい運命を辿ったジョゼフィーヌと、花期の短いピオニーの美しくはかない運命が重なり合います。グラマラスでとても印象深いフォルムと気高く優雅な香りを放つ花。それでいて中には200年を超える間生き続けているものもあるという比類の生命力を持ち合わせる花。
ヨーロッパでは勿論、風雅と、もののあわれを愛する日本人にも特別な思いを与えた花なのです。もともと薬草として渡来したもののその美しさ故に観賞用となり、江戸時代には栽培技術もかなりの水準に達したようです。現在、園芸品種は三千種以上にも達するというピオニー。リッチモンドのお庭に、もっともっと増やしてゆきたい花です。

ゲストハウスとひとつになるここちよいお庭

クリストファー

5月に入って背高のジギタリスの開花が最盛となりガーデンは立体的でドラマチックな様相になってきました。木々の新緑も眩しく、爽やかな初夏の訪れを五感で感じることができます。

チャペル周り

チャペルのセンターロードにそったポーダーの花々は5月の風に揺らぎ優雅な空間を演出しています。晴れやかな日、正門から迎え入れたゲストを夢の空間へと誘うおもてなしの第一歩です。

ローゼット

ローゼットにもジギタリス、千鳥草、スターチス・デルフィニウム・レースフラワーといった背の高い植物が揃って開花を迎えガーデンテラスは、花々の壁でむせかえるような空間となっています。


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ガーデンデザイン担当

Y'sデザイン 大村ゆかり

1958年静岡生まれ。名古屋造形芸術大学短期大学環境デザイン学科卒。22年間公園関係のスペース、および修景物デザイン・設計に携わる。2003年Y’sデザイン設立。リッチモンドをはじめとするガーデンプロデュース、個人住宅・店舗等のガーデン設計・施工。2004年浜名湖花博にて県知事賞・名誉賞を受賞。リッチモンドのガーデンは、大村を中心に9名のガーデンスタッフで運営。植物を愛する気持ちと結束力で暑さ・寒さにも負けず毎日お花と向き合っています。


バックナンバー
2007/08/19

ココア色の思い出

今年、チャペル横のセンターロードに沿って向日葵を植込むことを決めて種播きをはじめたのは6月。市場に出回る草花の苗は、近頃背丈が出るものは大抵矮性剤(わいかざい)が施され運搬に便利な形にされることが多くなっています。

2007/7/24

不思議な共演

今年リッチモンドではいくつかの不思議な共演を目にしています。写真のデルフィニウムとガーデンダリアもそのひとつ。

2007/06/18

紫陽花の頃

今年もまた紫陽花の季節がやってきました。私事ですが6月のはじめに生まれた私が一番好きな花は紫陽花です。

2007/05/13

ピオニーのこと

クリストファーガーデンに今年咲いたピオニーです。ピオニーとはシャクヤクの英名です。学名は「パエオニア」。ギリシャ神話において…

2007/4/29

愛すべき白雪芥子

クリストファーガーデンの片隅に…

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