リッチネイチャー

移ろい行く季節を愛でて、上質な時間に自然の贈り物


重厚な石組み、日に日にエイジングの美しさがます木質、そして本物だけをセレクトしたディテールの建築装飾が織りなすリッチモンドの建物に、季節の彩りを添えているのは丹精込めたガーデンです。
毎日手抜きせず、いつくしむ心で育て上げたお庭は、邸宅ウェディングの「おもてなしの心」をそっと支えるエッセンス。
普遍の確かさと、常に変化する柔軟性、自然に逆らわないリッチモンドのサスティナブルデザインスピリッツがここにも息づいています。

ガーデナーズコラム

June紫陽花の頃2007/06/18

今年もまた紫陽花の季節がやってきました。私事ですが6月のはじめに生まれた私が一番好きな花は紫陽花です。だからどうしてもえこひいきをしてリッチモンドにも其処此処に植込んでいます。初夏のむせかえるような草息を感じる頃開花をはじめる花は、時節柄時折降る雨でより鮮やかで、いきいきとした姿となりしっとりとした日本の初夏の風情に彩りを深く演出します。
ローマ神話で婚姻と女性の権利を守護するジューノ"Juno"の月6月。ヨーロッパでは雨の一番少ない時期ということでジューンブライド・「幸せの花嫁」の由来となっているようですね。日本では梅雨入りとなる時期ですが、土曜日、日曜日でみれば雨の確率は他の月とあまり変化がないように思います。
ガーデン担当としては、ヨーロッパの由来もさることながら木々の妖精が舞い降りるようなこの時期を是非幸せの記念日にして欲しいと願ってしまいます。季節を一目で感じることのできる紫陽花。思いでは、瞼の奥にだけでなくその時五感で感じた全てで構成されて記憶になります。
私の一番好きな時期、好きな花とともに誕生するジューンブライドに心から祝福の乾杯を送ります。

ゲストハウスとひとつになるここちよいお庭

クリストファー

6月に入るとそれまでガーデンを賑わしてきた春苗はほとんどが咲ききって夏苗の彩りに変化します。みどりが色濃くなるのもこの時期の特徴です。盛夏の一歩手前、自然の勢いが心の中まで浸透してきます。

チャペル周り

今年の初夏のセンターロードは鮮やかな鑑賞リーフの組み合わせをメインに植栽しました。残ったジギタリスの二番花や、ドラゴンウイングとともに心弾むような華やかな空間演出ができていると思います。

ローゼット

色濃い緑と鮮やかな色彩の夏の花達のコントラストが眩しく感じられるようになってきました。所々に銅葉を入れてアクセントにする植栽をしています。オレンジのノウゼンカズラはこの時期だけの贈り物です。


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ガーデンデザイン担当

Y'sデザイン 大村ゆかり

1958年静岡生まれ。名古屋造形芸術大学短期大学環境デザイン学科卒。22年間公園関係のスペース、および修景物デザイン・設計に携わる。2003年Y’sデザイン設立。リッチモンドをはじめとするガーデンプロデュース、個人住宅・店舗等のガーデン設計・施工。2004年浜名湖花博にて県知事賞・名誉賞を受賞。リッチモンドのガーデンは、大村を中心に9名のガーデンスタッフで運営。植物を愛する気持ちと結束力で暑さ・寒さにも負けず毎日お花と向き合っています。


バックナンバー
2007/08/19

ココア色の思い出

今年、チャペル横のセンターロードに沿って向日葵を植込むことを決めて種播きをはじめたのは6月。市場に出回る草花の苗は、近頃背丈が出るものは大抵矮性剤(わいかざい)が施され運搬に便利な形にされることが多くなっています。

2007/7/24

不思議な共演

今年リッチモンドではいくつかの不思議な共演を目にしています。写真のデルフィニウムとガーデンダリアもそのひとつ。

2007/06/18

紫陽花の頃

今年もまた紫陽花の季節がやってきました。私事ですが6月のはじめに生まれた私が一番好きな花は紫陽花です。

2007/05/13

ピオニーのこと

クリストファーガーデンに今年咲いたピオニーです。ピオニーとはシャクヤクの英名です。学名は「パエオニア」。ギリシャ神話において…

2007/4/29

愛すべき白雪芥子

クリストファーガーデンの片隅に…

フォトアルバム